電球のひもが揺れてる世代
東日本大震災から10年経ちました。
日本に住んでいる以上、避けて通れない災害。
少しでも被害を減らすため、家族を守るためにできることはないか?
それぞれのご家庭で対策を考えていらっしゃると思います。
わたしは小さなころ「東海大地震(いまは南海トラフ地震ですね)っていうのがいつかはくるんだよ」と教えられ、ショックでごはんが食べられなかった覚えがあります。
(「今日地震が起こるわけじゃないから食べなさい!!」と母に叱られて結局食べた)
見よう見まねでリュックに持ち出し品らしきものをつめこんでいたのも覚えています。
「ちびまる子ちゃん」で、地震といえば電球のひもの揺れで判断、というシーンも覚えています。
そこからは防災や備えに対する意識や知識はそこからたいしてアップデートされていませんでした。
10年前は独身で仕事がすべてだったとき。天井からの延長コードの揺れで「地震だよね?」と言い合っていました。
その後家族をもち、仕事と家事と育児で目まぐるしく過ごす中でライフオーガナイズと出会いました。
オーガナイズをすすめていくにつれて「おかたづけと防災は相乗するもの」ということも学びました。
モノが揺れで飛んでこないように、収める場所を決める。
転倒しても通路をふさがないような家具の配置。
備蓄品を収納できるスペースを確保。
場所やモノから考える防災ではなく、
「被災時、自分と家族にとって何が大切か想定する力」
この軸から考えることができるようになってきたかな、と思います。
被災時に大切なもの、ご家庭によってさまざまだと思います。
どこで被災するか、いつなのか、状況によっても異なりますね。
わたしもまだまだ十分ではないと思いますが、今日この日だけでなく普段から
「何が大切なのか」を問いかけながら備えていきたいです。
被害に遭われた方々の想いをつなげていくために。
自分には自分サイズのできることを。
お読みくださりありがとうございました。